◇テレビ東京・11月23日放送分
太一:今日の、裏トークは懐かしの昭和シリーズということで、心平ちゃん、これ、知ってますか?
心平:知ってますよ。
太一:ポン菓子。
心平:ポン菓子。
太一:ですよね?
心平:はい。
太一:これをね、作る行程とか見たことありますか?
心平:ちゃんとは、ないかも。
太一:え?
【ポン菓子】
お米などに圧力をかけた後(爆音とともに)一気に開放し膨らませてから、溶かした砂糖水を絡めた駄菓子。
昭和中期までは業者が地域を巡回して実演販売するなど子供に人気だった。
太一:ちなみに、いまは小型サイズ売られていて、手軽にポン菓子が作れるんですって。
心平:へーー。
ということで、懐かしいポン菓子作りに挑戦♪
指導してくれるのは、ポン菓子製造歴13年の吉村文明さん。
【超小型 ポン菓子製造機】
太一:かなり(機械が)コンパクトになりましたね。
吉村:そうですね、いまだに大きな機械もあるんですけど、200?300人の人が相手で、内輪で楽しむのはもうこれで。。。
太一:これで充分ですか。
吉村:まずはお米を入れるんですけど、釜を空の方に向けます。
太一:怖いなぁ。
吉村:それで、今日は3合のお米を膨らませます。3合が3丈、3丈といったら6リットル。
太一:6リットル?
吉村:あっ、2リットル、あ。。。。
太一:いや、こうしましょう。
吉村:2リットルになります。
太一:なんでもいいッスw
吉村:とにかく10倍に膨らむんです。
太一:10倍に膨らむ?
吉村:10円が千円、あっ、100円になるような。。。
太一:(笑)1,000円になるような?w
吉村:僕、小学校の教師だったから。。。
太一:ああ。
吉村:そうゆうことで子供に話をしてきました。
太一:子どもに人気ありますもんね、このお菓子は。
1.原料となるお米を入れる
吉村:最後の締めるところをお願いします。
太一:はい。吉村さん、小学校の先生だったんですか?
吉村:はい。この機械を作ってる鉄工所に生まれたんだけど、従業員さんの給料払うこととか考えたら。。。
太一:小学校の先生やった方がいいだろう、ってこと?
吉村:でもね、52で辞めて、親父の意志を継ぎました。
太一:おお。
2.ストッパーをつけて蓋を閉める
吉村:(締め作業が終わり)はい。それで。。。
太一:最後の締めは僕らにやらせてくれるって?
吉村:ああ。
スタッフ:(笑)
吉村:いま70%しか閉めてないからw
太一:(締めの作業をして)120%くらいになってるからw
3.点火してスイッチを入れる
太一:スイッチ・オン。(釜が回り始める)ああ、なるほど。
吉村:で、(気圧)メーターの針を見てて、
太一:はい。
吉村:1のところにくれば、1というのは10気圧。この世界の10倍の圧力をお米にかけるわけですから。。。
太一:はい、ありがとう、先生。これ、どのくらい時間かかるんですか?
吉村:10分弱かかるかもしれないんで。
太一:けっこうかかりますね。
ということで、圧力が上がるのを待つこと10分。
太一:けっこう上がってきましたね、これね。
吉村:いま、7気圧ですね。
太一:はい。これ、どうなるんでしたっけ?
吉村:ここの掛け金をハンマーでぶって外すんですね、すると瞬間的に蓋が開いて。。。
太一:ああ、そうだ、そうだ。
吉村:いま、この状態でやったら(周りが)お菓子まみれになるから、ちゃんとキャッチするカゴがあるんですね。
太一:ええ。
吉村:ああ(メーターが)もう海の底80mですね。
太一:あ、キタ、キタ。じゃ、準備に。。。
吉村:はい、はい。(カゴを用意)
太一:心平ちゃん叩いてよ。
心平:俺、叩くんですか?
太一:はじめてでしょ?
吉村:このカゴで受けるんですけど、飛び出た瞬間にアザラシのたまちゃんがパーンと(受け止めます)。
太一:ああ(笑)アザラシのたまちゃんw
吉村:もういいですよ。
太一:いいの?
4.10気圧になったらスイッチを切り、火を止めて金網をセットする
吉村:スイッチオフ。火も止めます。
太一:火も止めます。
吉村:お願いします。このツメを斜め45度で(叩く)。
心平:(ハンマーを持って)こっちに?
5.ツメを叩く
吉村:いきなりだとアレですから、カウントダウンしましょうか。
2人:・・・
吉村:5・4・
太一:3・2・1
心平:(叩く。バコーンと煙とともに破裂)
太一:すげー。おお、いい匂い♪
心平:(おでこを押さえながら)なにか当たったよ(><)
太一:なにか当たった?w
吉村:ふくらみながら飛んでくるんで、運のいいコメがここ(カゴ)をくぐり抜けて当るんですね。
太一:たまちゃん、たまちゃんは膨らんだ?
吉村:たまちゃんはぐっしょり濡れてますよね。
心平:(爆笑)
太一:ぐっしょりw ぐっしょり濡れちゃったよ、たまちゃん。(お菓子を)出しますよー。
吉村:最高においしいかもしんない。(カゴからお菓子をバケツに)あー、ちょっとね、焦げ目がついて。。。
太一:いいですねぇ。もうちょい、ホントは白いですもんね。
吉村:そうそう。
太一:このまま一回食べてみよう。いただきます(パクリ)うまい、うまーい!
心平:うまい。
吉村:いいの、できましたね。
太一:もうね、おせんべいみたいな香ばしさがあって、これにお砂糖入れるんですか?
吉村:そうです。(おもむろに吉村さんの奥様・和子さんが砂糖を持って登場。砂糖を混ぜる)
太一:あの?、一人増えましたよ?
心平:(笑)
太一:奥様ですか、吉村さんの?
和子:はい。
太一:あ、どうも。
6.出来たお菓子に溶かした砂糖水を絡める
太一:どうでした、旦那さんが先生を辞めてポン菓子をやるって言ったときは?
和子:離婚を考えました。
太一:離婚を(笑) 離婚考えてたみたいですよ?
吉村:でも、娘が東京の人と結婚してたからいいんですよ、会えるでしょ、九州にいたら会えないじゃないですか。
太一:なるほど。九州にいたんですか? 誰が九州にいたんですか?
吉村:2人とも。
太一:2人とも九州にいたんですか?
和子:そう。(こっちに)出てきたの。
太一:えー、この歳で?
吉村:まぁ、そうですね。
太一:えー、すげー。
吉村:とにかく、機械が売れなかったらお菓子を売ればいいでしょ?
太一:はい。
吉村:お菓子が売れなければ、お菓子食ってれば生きていけるから。
太一:(笑)すごい考えだよ。
心平:(ひたすら混ぜる作業をやっている)こんなかんじで? サラサラになる?
吉村:冷めるとね、サラサラになる。
太一:そうだよね、もっとパラパラだったもんね。(かき混ぜ交代して)これサラサラになるまでやんの?
吉村:いや、冷めるとなりますよ。
太一:ホントですか?
吉村:はい。これ、塊のまま冷やしてもいいし、もっとバラバラにしてもいいし。
太一:あ、このままでもいいんですか? このまま食べてみます?
吉村:あぁ、乾きました、乾きました。
太一:よし、じゃ、食べましょうよ。(パクリ)うまい。
心平:おいしいですね。
太一:おいしいですね、懐かしさを感じるね。
心平:こんなにおいしかったですっけ?
太一:いや、やっぱ手作りだからだよね。
心平:作りたてのうまさ。
太一:(2人にも)食べてくださいよ。僕らが作ったポン菓子どうか?
吉村:(パクリ)
太一:どうですか?
吉村:うまいです、いつも食べてるのよりうまいです。
和子:おいしいです。
太一:月一くらいでやりたいんで、ぜひ遊びに来てください、ね?
♯
やっぱパーティーみたいな場で実演すると盛り上がりますかね!?
年配の方は懐かしいんでしょうし、子どもは単純に爆発を喜びそうw
価格は本体25万円+出張指導料3万円とのこと。
さすがに、ちょっと気楽に、ってわけにはいかない値段ですね(^^