◇男子ごはん12月9日放送のレシピ
毎年恒例の海外ロケ、今年はマカオです。
ということで、今週は番組全体のカンタンなレビュー編を。
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太一&心平:ネイホウ~(こんにちわの広東語)
マカオを代表する世界遺産「聖ポール天主堂跡」にやってきた2人。
マカオは、かつてポルトガルの植民地だったため、ポルトガル料理や中華料理、さらに2つが融合して進化したマカオ料理が揃っている食文化。
そこで、このマカオの多種多様な料理を食べて学んで日本で活かそう、というのが今回の旅の目的です。
太一:マカオはいろいろな食材だったり、香辛料が集まる食の発展の場でもあったそうですね。
心平:なるほど、なるほど。貿易の拠点だったでしょうからね。香辛料をふんだんに使った料理、乞うご期待!というかんじですね。
太一:楽しめですか、そのあたり?
心平:すごい楽しみ♪
ということで、男子ごはんの掛け声を"ポール牧指パッチンver."できめて、番組スタート☆
まず2人が向かったのは、世界遺産が集まるセナド広場のすぐ近く。
お目当ては、マカオに来たら必ず食べたいという絶品麺料理、だとか。
ミシュランガイドに6年連続で掲載された、そのお店は、
●皇冠小館(ウォンクンシウグン):伯多祿局長街1-15號銀座廣場一樓J室
さっそく頼んだのが、
・竹升蝦子撈麺(汁あり蝦子麺)MOP83(約1,180円)
→エビの卵の粉末を惜しげもなくふりかけた一品。
太一:香りはかなり強いですね。このエビの粉の香りが。
心平:和える?(粉と麺を和えていきます)
太一:こんなの日本にある?
心平:いや、ないですね。(ズルッズルッ)うまい!
太一:うまいっ。麺自体すごいシコシコしてない?
心平:うん、プチプチプチプチするかんじ。
太一:香りよりも味は優しい。。
心平:そうですね。
太一:これは日本にはないわ。
さらに、特製のラー油(秘制泰香辣椒油)をかけることで、味変するとのこと。
太一:うん。うまっ!辛さが足されるだけじゃなくて。。。
心平:旨みもある。
太一:うん。これはなんですか?
セットについてくるヒラメと豚骨が入った蝦子のスープも絶品。
太一:(ゴクリ)おいしい。さっぱりしてるけれども、口の中に残ってるエビの香りと合いません?
心平:うん、合う。
太一:これはすごいわ。これ、マカオ来て一番おいしい。
スタッフ:(笑)
最後に、マカオ近海で獲れたワタリガニを使ったお粥「馳名海奄仔粥」MOP188(約2,670円)を頂いて、こちらのお店は終了となりました。
つづいて2人がやってきたのが、
●麗軒(ライヒン):リッツカールトンマカオ51F
ここでは「食事後に楽しむお酒」をテーマにした裏トーク・タイム。
3大酒精強化ワインの一つであるポートワインといえばマカオの元宗主国・ポルトガルですね。
太一:ポートワインというのを知ってますか?
心平:わかります。
太一:なので、ちょっとポートワインを学ぼうじゃないか、と。
心平:なるほど。
【ポートワインとは】
製造の途中でブランデーを加えて発酵を止め、アルコール度数をあげることで長期保存が可能。独特な甘みから食後のデザートを合わせて楽しむのだそう。
飲み比べのため、ポートワイン2種をご用意。
◎ビンテージもの:NV Taylor's 30year Old Tawny(↑同じ銘柄の20年もの)
◎番組が用意した市販品:Insignia Porto TAWNY
太一:色が違う。ちょっとこれ、わからなさそうだね。乾杯しましょうか(チン)
心平:(チン)
太一:(濃い色の方をゴクリ)甘いんだね。
心平:基本甘いですね。
太一:で、トロッとしてんだね。ちょっと紹興酒ぽさ、ないですか?
心平:最終的なすえたかんじが。。。
太一:ただ、おいしい。(もう一方の匂いを嗅いで)あっ、ちょっと、なんだ?
心平:ちょっと進んだかんじがしますね。
太一:成長してるよね。(ゴクリ)うめぇ。すげぇ、うまい。舌に乗ってから味の持続性が長いかんじがしません?
心平:その余韻が紹興酒ぽいですね。
太一:男らしさがあるっていうのかな?
心平:大人の男の味ですね。
太一:石原裕次郎さんみたい。俺ではないのは確か。
心平:(笑)
太一:ってことは、こっち(薄い方)が高いんですかね?
心平:そうでしょうね。
見事、正解!! マカオでは名物のエッグタルトと合わせるのがおすすめ、ということで。。。
太一:いただきます。(中華風エッグタルトをパクリ)うま!これがうまい。こんなエッグタルト、初めて食べたよ。(ゴクリ)えっー、甘い&甘いなんだけど、合いますね。
心平:甘さがそんなに強くないじゃないですか。卵の味がしっかりしてるんだけど。追い甘さみたいな。
太一:うん。(店のマネージャーに)例えば、僕がバーで、エッグタルトとポートワインだけ頼んでたら「こいつ、やるな」って思いますか?
マネージャー:(笑)もちろんですw
太一:これ、もう、覚えちゃったもん、俺。これやってたら"通"だってことでしょ?
心平:(笑)
つづいてやってきたのは、マカオタワーのある西湾地区。
ここではマカオ料理の定番メニューを頂きます。
●ヘンリーズ・ギャレー・マキシム:西灣民國大馬路4G-H
その定番料理とは、「アフリカンチキン」。
太一:ポルトガルって聞いてたけど、アフリカが入ってくるね。
オーナー:一番最初にマカオに来た兵隊はポルトガル人ではなかったんです。
マカオはポルトガルの植民地だったが、当初はアフリカ系の人々が移り住んだと云われているとのこと。大航海時代、ポルトガル人がアフリカで出会ったピリ辛の鶏料理が原型で、インドの様々な香辛料を使い、マカオで完成した料理なんだとか。
太一:なるほど、なるほど。(アフリカンチキンが出てくる)チキン!
心平:うわー。
太一:かなり大きいね。
心平:これね、半身ですよ。
太一:香りがすごくよくないですか?
・非洲辣鶏(アフリカンチキン)MOP185(約2,630円)
心平:(切り分けて)柔らかい。
太一:ホント? いただきます。(パクリ)
心平:(パクリ)
2人:うまい!
太一:マカオってこんな味なの?にんにくもけっこう効いてます。スパイシーってだけあってパンチもありますけど、鶏肉も負けてないですね。味はしっかりしてるし。
心平:めっちゃうまい。
太一:辛っっっ。うわー、びっくり。うまいね。
心平:旨いね。
太一:この味ってほかに例えられなくないですか?
心平:強いて言えばチリクラブ?マレーシアとかの。
太一:うん、うん。
心平:ココナッツとトマトとチリだから。だけど全然違うもの。
太一:違う。
心平:ホントおいしいな。どんな材料か、知りたい。
オーナー:にんにく、トマト、ココナッツ、ピーナッツバター、チリ。
心平:チリは唐辛子そのまま?
オーナー:秘密です。
心平:絶対そうだと思う(笑)
このあと、厨房を見学させてもらって、こちらのお店は終了となりました。
続いてやってきたのは、ポルトガルの文化が色濃く残る街・タイパ地区へ。
こちらでは、マカオを代表するポルトガル料理を頂きます。
●アントニオ:乙水仔奮城區木鐸街7號
ミシュラン掲載だけでなく、マカオ政府からも表彰されている名店で注文したのが、
太一:おー、来た。また器がかわいいねー。
心平:え?
太一:ダックライス、なんだろう、チャーハンみたいな?
・葡式火局鴨飯(ポルトガル風ダックライス):MOP265(約3,760円)
心平:トラディショナルなポルトガル料理なんですか?
オーナーシェフ:ポルトガル北部の伝統料理です。
太一:いただきます。すごいパラパラしてる、お米が。(パクリ)うん。
心平:ベリーナイス!
太一:おいしい。塩気がいいんですかね?
心平:塩気と油分ですね。
太一:油分?
心平:ボイルしてるじゃないですか、鶏を。繊維状になるのと、水分がお米の中に出るかんじ。
作り方は、ダックをほろほろになるまで煮込み、その煮汁とパプリカペーストなどでご飯を炊いてから、ほぐして味付けしたダックの肉をごはんで挟み、表面に卵を塗ってオーブンで焼き上げています。
太一:どうですか、心平ちゃん?
心平:おいしい。食べちゃう、すごいお腹いっぱいなのに。
太一:今年は、外れがない。
心平:ないね。
太一:どこ行ってもおいしい。マカオで生まれた料理もおいしいんだけど、ポルトガルとかも楽しめたりとか。はじめてですね、感動、こんなにおいしいのが。
心平:(うなずく)
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こうして、本日のマカオ・ロケは終了となりました。